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みわせんべい

手仕事が生んだ
やさしい味わい

どこか懐かしい佇まいの建物に近づくと香ばしい匂いが漂う。
 店内には、手の平よりも少し小さい、かわいいサイズのせんべいたちが並んでいた。奥でせんべいを作るのは深町夫妻。妻の京子さんが焼いて、夫の一成さんが形を整える。せんべいは卵・砂糖・小麦粉がベースで抹茶・柚子ごしょう・しょうがなど10種類以上の味がある。添加物を使わない、体にやさしい味わいが人気で「一度食べたら忘れられない」とリピーターも多い。さらに「焼き」だけではなく材料づくりにも手を抜かない。例えば黒米・黒豆・黒ゴマを自分たちで粉末にしたり、シソの葉を塩漬けしたりと、大切にしていることは“できる限り自分たちで手をかける“ということ。だからこそ〝安全で安心“と自信を持って言えるのだ。
 せんべいは、頬張った瞬間、味の特徴がしっかりと口の中に広がることに驚く。しょうがせんべいは、やさしい甘みの後にピリッとしたしょうがの味が、抹茶せんべいは上品で繊細な抹茶の薫りが、それぞれポワッと広がる。食べた人からは「素朴でやさしい」「懐かしい」という声がよく届くそう。納得いく材料を使い、一枚一枚丁寧に焼くからこそ、そんな温かい声が届くのかもしれない。
 このせんべいが生まれたのは今から60余年前、京子さんの父・上村正之さんが独自に研究して創り上げ、甘木で店をはじめた。京子さんの代で筑前町(旧三輪町)に移り、今年で20年。地域にもすっかり根付いている。今は、娘の宜子さんも店に立ち、親子で先代の味を守り続けている。高温になる焼き場では、取っ手を握ると火傷をおこしそうにもなることも。「あついけど、40年以上しよるけん慣れたもん(笑)」と京子さん。「おいしいといわれるのが一番幸せ」と話す深町さん親子、今日も心をこめてせんべいを焼いている。


今ではあまり見られなくなった“せんべいの手焼き“。機械は創業時に購入した昭和初期のもの

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SHOP DATA
住所
福岡県朝倉郡筑前町依井947-4
TEL
0946-24-0008
営業時間
9:30~19:00
定休日
第2・4月曜
席数
駐車場
あり
カードの使用
喫煙
ホームページ
アクセス
大分自動車道「甘木IC」より車で約15分
ACCESS MAP

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